近代産業発展の歴史を歩んできた北九州市。その中心地である小倉は、古くから交通の要衝として栄えてきました。この街の魅力を伝える名所旧跡に見られるばかりでなく、人々の暮らしや多くの人やモノが行き交うことで育まれてきた多様な文化からも感じることができます。
洞海湾と響灘に囲まれ、白い砂浜や四季の花に恵まれた景観豊かな若松では、自然に親しみ、歴史にふれて、未来を考えるまちづくりが進められています。 若戸大橋のたもとはかつて日本一の石炭積出港として賑わった場所。若松南海岸通りには、旧古河鉱業若松ビルや上野ビルなど歴史を物語る大正ロマンあふれる街並みが広がり、春と冬には若松を代表する若松えびす祭、夏には勇壮な五平太ばやしの音が街を彩ります。
1901年、「官営八幡製鐵所」が誕生して以来、「鉄の都」として、日本の近代化と経済発展を支えてきた八幡東区。時を越えて受け継がれてきたモノづくりの卓越した技は、公害をも克服し、環境先進都市となりました。そして今、「世界遺産のある街」となり、この街の歴史を誇りに、未来へと繋げる架け橋となりました。ますます注目を集める八幡東区の多彩な魅力をお届けします。
北九州市の中央に位置する戸畑区。奈良時代の万葉集には「飛幡(とばた)」の名前が詠われており、古くからの長い歴史を有しています。まちの魅力は色とりどり。200年以上の歴史を誇る「まつり」や明治専門学校(現・九州工業大学)から続く「文教」の精神官営八幡製鐵所から広がる「工業」の力成熟したまちなみを形成している戸畑区の多彩な魅力をお届けします。
市内7区の内、最大の面積を持つ小倉南区は、北九州国定公園 平尾台をはじめとする豊かな地域資源に恵まれ、多くの史跡や伝統行事が今尚受け継がれています。身近にある美しい景観やその歴史を知り、そして振り返る時、今までとは違う景色に出会うことができます。小倉南区アーカイブ情報誌「南都MINTO」では、数知れず地層のように重なる魅力をお届けします。
「たびゅーと」は旅人+viewの造語。旅の情報誌「たびゅーと」が四季折々、特集テーマに沿ったユニークな視点で、関門・山口の素敵な旅へとご案内します。